2012年9月14日金曜日

本年7月、20年も前から合弁会社を大連に出しているお客様に、大連工場にご案内いただきました。

左はお客様の福田顧問さんです。上海が初めてな私を、上海タワーにご案内くださいました。

工場にはいると、早速組織図があります。

大きい製品が多いです。

大きい製品ですので、金型も大きく、管理スペースも広くとってあります。



ステンレス、耐熱鋼が多いため、毎ロットごと検査しております。
さっすが日本向け!

治具ばかりではなく、こんな大きいステンレスのプロペラも作っています。

現地の社長さんです。

社長の息子さんの専務さんです。


この工場では、熱処理炉に入れる耐熱鋼でできたロストワックス製の治具が得意で、全体の70%ほど日本向けです。

丸棒や四角棒の溶接で作った治具に対し、同社では独自の工夫した構造設計をお客様に提案し、試作を経てSUS316の耐熱鋼で一体のロストワックス製品にしてしまうようで、何倍も長持ちするのが好評だそうです。

今や日本国内では、手間の掛かるロストワックスという製造方法はどんどん海外へ移管されておりますので小物はどこでもできるるでしょうが、こんなに大きいロストワックを見たのは初めてです。

製造工程において、製品が大きくなるとその方法は格段に難しくなります。その難しい製品を早くから中国で取り組んで来られた苦労はいかばかりか計り知れません。
構造設計、金型技術、ワックス造形技術、セラミック造形技術、鋳造技術・・・とロストワックスは工程が長いだけあって、その一つひとつを技術を向上させて、日本のお客様のめがねにかなった製品を作っていることに脱帽しました。




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